できれば毎日焼肉食べたい

国木屋 空(くにきや くう)の雑記ブログ

参加したセミナーの思い出【恐怖編】

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今までいくつかのセミナーに(主にその時所属していた会社のお金で)参加してきたのですが、一度結構怖い思いをしたことがあります。

 

わたしがとある営業をしていた時。

よく通っていた取引先の近くに、セミナーを開催している会社がありました。

 

わたしは営業だったこともあり、なんやかんやあってそのセミナー会社の社長さんと仲良くなったのです。

 

はじめて会って名刺交換した日には、その日中にメールをくださるなど丁寧な対応をしていただきました。

 

社長さんはとても人当たりがよく、営業であるわたしの名前もすぐに覚えていただいたりして、毎回会った時には挨拶だけではなく少しお話をするような関係になりました。

 

セミナー会社の社長さんだから、やっぱりこういう縁を大切にされるんだな、と思いました。

わたしをセミナーに引っ張りたいというのもあるんだろうな、とも思ったりして。

 

実際にそのセミナーもわたしにとっては気になるものでした。

セミナーに参加することでプラスになることはたくさんあるだろうな、と思うような内容でした。

 

そう思っているうちに、

「一度うちのセミナーに来てみませんか?」

と言われ。

 

「今後社長に自分のところの営業もしたいし恩を売っとくか?」と思う気持ちもあり、内容も気になるしで参加することになりました。

 

 

 

そうして参加したセミナーは一方的に話を聞くものではなく、隣の人と自己紹介したり、講師である社長に質問を当てられたりするような動きのあるセミナーでした。

 

近場の大企業の方もたくさん来られており、なんだか落ち着かなかったことを覚えています。

内容的に年齢層は高めで、当時20代だったわたしはかなり若い方でした。

 

そのセミナーは導入部、いわば入口のようなものでしたので、

話の聞き方などのコミュニケーションの取り方など基本的な内容だったのですが、

 

「あぁ、そういえば社長さんはいつもわたしの話を聞いてくれるな」

と思ったのでした。

 

しっかり学ぶには何回かのコースなどがあり、数万円〜数十万円するようでした。

 

わたしにとっては高くてとても無理でしたが、払っても学びたいと思う方はたくさんいらっしゃるようでした。

※そのセミナーの内容自体は別に怪しいものではないです。

 

セミナーのあとには懇親会もあり。

近くの方とお話をしたりしましたが、社長さんは忙しく歩き回っていました。

わたしのところにも来られて少し話をしていかれたのですが、以前に話したわたしの細かなことも覚えてくださっていてすごいなぁと思いました。

 

こうして、セミナー当日は普通に終わりました。

 

    

 

 

 

セミナーに参加した後も、その会社の近くの取引先に行くことがよくありました。

 

社長さんとは相変わらず会うたびに会話はしていましたが、特にセミナーの契約をすすめられるわけでもなく。

 

そのうちにその会社の社員さんとも顔見知りになりました。社長さんと会わない時も、そこの社員さんの誰かと少し会話するようになったりしました。

 

明るくはつらつとした女性、サッカー部に居そうな体育会系っぽい男性たち。

いつも元気が良さそうでした。

 

 

 

そしてしばらくして…気づいたことがありました。

 

その会社の女性社員さんが、会うたびに痩せていくこと…。

 

ぽっちゃり→普通体型

とかならダイエットかな?とも思うのですが、

 

普通体型→ガリガリ

にだんだんと変化していっていました…。話題の加藤〇里さんみたいな。

 

痩せていっている、というよりも明らかにやつれていっていました…。

 

睡眠も取れていなさそうで…大丈夫???と言いたくなるようなフラフラ感もあったりして。

最初は明るくはつらつとしていた方が、だんだんとやつれていくのを見ると本当に心配になりました。

 

プライベートでヤバい事が何かあったのかな?と思うこともできたのですが、

そう思えなくなる出来事がこのあとに発覚。

 

    

 

 

 

そもそもわたしがそのセミナー会社さんの近くに行くのは取引先さんがあったからです。

 

その取引先さんと話している時に、セミナー会社さんの方角から結構な音量の怒鳴り声が聞こえてきました。

 

思わず反応してしまうわたしに、取引先の方が

「またか…」

と。

 

「また」!?!?!?!?

 

あまりにも慣れているやれやれ感を出した取引先の方に驚きを伝える事ができず。

 

そのまま仕事の話を続けたのですが、

怒鳴り声はわたしがいる間ずっと、それどころかわたしが帰る頃になっても響いていました

 

 

驚きが止まらず、なんだかわたしまで怒られたような気にもなってしまい。

会社に戻って上司に報告しました。

 

「あ〜あそこね〜。あの社長、いつもだよ(苦笑)。聞いた事なかったの?」

 

いつも!!!!!!!!!

 

なんと、わたしだけタイミングが良かったのか悪かったのか聞いたことがなかったのでした…。

 

社長、あんなに人当たりの良い社長…

 

めっちゃこわ!!!!!!!!!!

 

読んでいる方はそこまで怖くないかもしれませんが、

実際に体験するとめちゃくちゃ怖かったです。

 

優しそうな人が実はヤバい、というのはよくある展開かもしれませんが。

 

あの優しかった人が!

ちゃんと話を聞いてくれる人が!

現実に目の当たりにするとめっちゃこわ!ほんとこわ!なんなんほんと!!

 

明るくて生き生きしていた女性がだんだん生気を失ってガリガリになっていく様…

優しく話を聞いてくれていた社長のとんでもない音量の長時間の怒鳴り声…

 

とっても怖かったです。

 

しかも、受けたセミナーの内容がコミュニケーションの話だったんですが、

「話の聞き方」だったのです。

「部下の話も聞きましょう」的な。「効果的な質問をして話を引き出しましょう」みたいな。

 

あのエンドレス怒鳴り声、どう考えても部下の話を聞いていなかった。

そんな人が語る、コミュニケーション…。

 

わたしはその後に勤めていた会社を辞めたので、どうなったかは知りませんが。

辞めるまで、たまに会う社長さんはとても優しかったですね…。

 

あの女性は元気になっていてほしいな、できれば転職していてほしいな、と思います。

 

セミナー内容はためになる話だったはずなのですが、

驚きのあまり内容をかなり忘れてしまいました。

 

どうしてもあの怒鳴り声が忘れられない…

でもあの社長の顔と結びつかなくて…。

 

思い出すたびに胸がバクバクします。